幸せは自分の心の中に。赤毛のアン

低年収40代のすべきこと

当たり前すぎる毎日に感謝ができない

朝は眠くて起きるのが辛い。仕事に行きたくない。家を出るギリギリまで寝ていたい。そんな生活だから、天気が良いか悪いかくらいの判断はできるが、道路脇に生えている植物、餌をついばむ動物なんてものは、目にすら入らない。気にも留めない。

現代は誰もが忙しく、情報過多でその取捨選択に毎日迫られ、朝から晩まで働く。そこに想像を巡らす余地する許されないかのように。

だが、そんなことをしり目に、太陽が顔を出すと、明るくなり、暖かくなり、新しい一日が始まる。あまりにも当たり前すぎて、そこに素晴らしいという感覚で物事を捉えることが出来なくなっている。

真珠の首飾りをしたアンで、心から満足

しかし、この『赤毛のアン』の主人公、アン・シャーリーは綺麗に咲く花、小川、海、湖に友達のように接し、名前を付け、成長していく。

周りの学校の友達は、成長するにつけ、考え方が現実になっていく。いつまでも子供じみたことは出来ないと考えるようになる。ある意味、当たり前なのかもしれない。

しかし、アン・シャーリーだけは違った。自然に名前を付けた時の感動、子供の時に経験した楽しさ、辛さ、悔しさを忘れずに、それらを糧にして大人になっていく。

そんなアンの人生の凝縮された場面がある。アンがホテルで行われた演芸会の帰り道のこと。

田舎育ちのアンにとっては、ホテルはとても煌びやかな場所だった。アンと同じ出演者も綺麗な絹のドレス、ダイヤモンドのネックレスなど、日常とは違う華やかな世界だった。

アンの友人に至っては、夏はホテルに滞在して、宝石をいくつも飾って、そして美味しいものを毎日食べて楽しく暮らしたい、だから、お金持ちになりたいと本音を漏らす。

しかし、アンの考えは違った。アンは「私たちだってお金持ちなのよ」と言う。その理由は「この16年間を立派に生きてきたわ、私たちは女王様みたいに幸せなのよ」と。

アンの友人は何を言っているのか、分からない様子だった。

アンは続けて言う。「たとえ、何百万ドル持っていても、ダイヤモンドの首飾りをいくつも持っていても、あの海の美しさをこれ以上愉しむことはできないのよ」と。

「私は、この真珠の首飾りをしたグリーン・ゲイブルズのアンで、心から満足しているわ。だってマシューは、この首飾りと一緒に私に愛をくれたんだもの。」と。

本質を見抜く アン・シャーリー

このように彼女にはとても魅力を感じる。なぜなら、飾り物には惑わされない本質を見抜く力がある。それは、周囲の目には、不幸としか言いようがない状況の中を、希望を持って生き抜いてきたからだ。それは持ち前の豊かな想像力を使って。

最大のコンプレックスとなっている赤毛という現実にもしっかり向き合い、そして、幼少期には孤児、まともな教育も受けられないどころか、さらに自分より年下の子供の面倒をみないといけない劣悪な環境で育ち、不幸という辛酸を知り尽くしてきた。

そんなアンと比べると、人生を左右するほどの苦労をせず、温室育ちの友人とは、根本的に物事の捉え方が違う。

お金持ちの生活に憧れ、高価な物に目を奪われ、夜でも煌びやかなイルミネーションに魅了される友人たち。確かに田舎育ちの女の子には、刺激があり、羨ましく映るかもしれない。

しかし、アンにとってそれは、幸福になる条件ではなかった。明日という日に希望を持ち、ワクワクし、そして、身近に当たり前に存在する花や海や空の美しさを感じられる心。その心が大切であると友人たちに訴えている。

貴婦人の身に付けていた、すごく高価なダイヤモンドのネックレスよりも、アンの持っている真珠の首飾りは、見劣りする代物かもしれない。だが、その真珠の首飾りには、孤児で引き取って、女の子でありながら高度な教育を受けさせ、そして何よりアンへの惜しみない愛情。それらが詰まっている真珠の首飾りだ。

アンは言う。「真珠の首飾りをしたグリーン・ゲイブルズのアンで、心から満足しているわ」と。

幸せを感じるのは、自分の心の中にある

豊かさとはいったい何か。それは時代や文化によって変わるものなのだろうか。

物質的な豊かさが人生の豊かさだと捉え、長時間の仕事と通勤に耐え、そういった1人1人が高度な経済成長を支え、自然が全く失われた都市の風景を眺めて、人生を歩んでいく。

そういった人々の支えで国は繁栄した。経済的にも豊かな国となった。しかしそこには人間性というものがなく、経済の効率化だけが存在している。はたしてそれが豊かさなのだろうか。人々が望むものなのだろうか。

住む所がしっかりと整っている。贅沢しなければ食事にも困ることはない。そして何より立派に生きている。だから、アンは女王のように幸せだと言っている。そして、まだ誰も失敗していない新しい日”明日”に希望を持ち、ワクワクしながら迎える。

この本の中に自分の外に幸せがあるのではない。それを感じる人の心の中にあるということがちりばめられていると思える。その感情を持ち合わせることが、豊かさの第一歩なのかもしれない。

コメント

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