
仕事を通して世の中を変えたい。 今の仕事に誇りを持ち、胸を張って「やりがいがある」と言いたい。
そんなふうに思えたことは、正直これまで一度もなかった。
だから、仕事を楽しそうに語る人を見ると、まぶしくて、少し目をそらしたくなる。
「このままじゃいけない」と焦って、もがいて、気づけばもうすぐ50歳。
いつの間にか、私はこう思うようになっていた。 ——仕事なんて、もう“何だっていいいじゃん。”
でも世の中には、本気で仕事が好きで、経営が好きで、
「社会を良くしたい」と心から願い、行動している人たちがいる。
決算資料を読み込んでいると、その熱が紙の向こうからじわりと伝わってくる。
だから私は、彼らに投資をする。 自分が社会を動かせなくても、社会を前に進めようとしている誰かを応援することはできる。 その背中を押すことに、生きがいを見出してもいいのだと思う。
仕事に全力を注ぎ、そこに人生の意味を見いだす生き方もある。
けれど私は、どうしても“仕事”というものに深い情熱を注げない。
自分の時間をすべて捧げることに、どこか抵抗がある。
そして今、女性初の総理大臣が誕生し、
「成長のエンジンを押し続ける」と宣言した。
国が主導して有望な産業に投資し、強い日本をつくり直すという。
これは、静かに芽吹く新しいナショナリズムなのかもしれない。
日本は、確かに変わり始めている。
ただ、動き出すなら今だ。
変化の波に乗れた人と、乗れなかった人のあいだには、
これから“見えない格差”が広がっていく気がしてならない。
なぜなら—— お金が育ち、資産が盤石になるほど、選べる未来は増えていく。 その“選択肢の広さ”こそが、これからのヒエラルキーになると感じているからだ。


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