仕事なんてなんだっていいじゃん

A minimalistic still-life illustration of a wooden desk with an open cream-colored notebook placed slightly left of center. The left page has faint handwritten Japanese words: 「選択肢」「育つ」「未来」. The right page is blank, symbolizing open possibilities. A pair of thin-framed round glasses rests gently on the left page, catching a soft reflection of warm evening light. A slim fountain pen lies diagonally near the notebook’s right edge. The background is illuminated by gentle sunset light in soft orange and lavender tones, casting long, delicate shadows. The overall style is calm, mature, and poetic, with light watercolor textures and generous empty space.

仕事を通して世の中を変えたい。 今の仕事に誇りを持ち、胸を張って「やりがいがある」と言いたい。

そんなふうに思えたことは、正直これまで一度もなかった。
だから、仕事を楽しそうに語る人を見ると、まぶしくて、少し目をそらしたくなる。
「このままじゃいけない」と焦って、もがいて、気づけばもうすぐ50歳。

いつの間にか、私はこう思うようになっていた。 ——仕事なんて、もう“何だっていいいじゃん。

でも世の中には、本気で仕事が好きで、経営が好きで、
「社会を良くしたい」と心から願い、行動している人たちがいる。
決算資料を読み込んでいると、その熱が紙の向こうからじわりと伝わってくる。

だから私は、彼らに投資をする。 自分が社会を動かせなくても、社会を前に進めようとしている誰かを応援することはできる。 その背中を押すことに、生きがいを見出してもいいのだと思う。

仕事に全力を注ぎ、そこに人生の意味を見いだす生き方もある。
けれど私は、どうしても“仕事”というものに深い情熱を注げない。
自分の時間をすべて捧げることに、どこか抵抗がある。

そして今、女性初の総理大臣が誕生し、
「成長のエンジンを押し続ける」と宣言した。
国が主導して有望な産業に投資し、強い日本をつくり直すという。

これは、静かに芽吹く新しいナショナリズムなのかもしれない。
日本は、確かに変わり始めている。

ただ、動き出すなら今だ。
変化の波に乗れた人と、乗れなかった人のあいだには、
これから“見えない格差”が広がっていく気がしてならない。

なぜなら—— お金が育ち、資産が盤石になるほど、選べる未来は増えていく。 その“選択肢の広さ”こそが、これからのヒエラルキーになると感じているからだ。

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