かつては、真面目に働き、努力を重ねれば“普通の暮らし”ができる──そんな時代があったのかもしれない。 でも、今はもう違う。いや、もしかすると、あの時代は幻だったのかもしれない。
給料は確かに上がっている。 けれど、それ以上に物価の上昇が激しい。 国民年金保険料の値上げ、国民健康保険、後期高齢者医療保険、2026年に予定されている所得税の増税、独身税、加熱式たばこ税──枚挙にいとまがない。
生活は、静かに圧迫されている。
労働と資本のあいだで
労働収入で得た100円は、ただの100円だ。 しかし、資本の世界では「未来」を先取りする。 100円が、将来何倍にもなる可能性を秘めている。 それは株であり、不動産であり、あるいは知識や時間の投資かもしれない。
ある程度のリスクを許容しながら、人生戦略を立てなければ、 “普通”でいることが、やがて“貧困”に近づいてしまう。 それが、格差社会というものだ。
共有されない景気
格差社会では景気の良さは共有されない。 景気が良いと言われても、それを実感できる人は限られている。 株価が上がっても、恩恵を受けるのは資産を持つ人々。 一方で、日々の生活に追われる人々には、物価上昇や税負担の方が重くのしかかる。
今の日本は、インフレに突入した。 まだ序章にすぎない。 そしてそれは、加速していくかもしれない。
インフレのある世界では株価は上昇する。今、デフレマインドから脱却しなければ、痛い目を見ると思うのは僕だけであろうか。この流れの中で、私たちは何を選び、どう生きていくのか──それが、これからの“普通”を決めるのかもしれない。


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