「ちょっと、何かの冗談ですよね?」
そう声をかけたくなるような光景に出会った。 おそらく70歳前後と思われる男性が、日傘を差していた。もちろん、それ自体には何の問題もない。むしろ、このご時世、日陰を持ち歩くことはとても大切なことだ。僕だって去年から日傘を使い始めた。日向を歩くのがずいぶん楽になったし、中年になって頭皮も気になるからね。
問題は、そのおじさんが差していた傘の“仕様”だった。 日傘?雨傘?いや、どう見てもメッシュ素材で作られたような傘だった。透けて見えるし、日光もかなり入り込んでいるように見える。というか、あんな傘、どこで売ってるんだろう?ウケ狙いだったのか、それとも本気なのか…。
日傘を使っていて思ったのだけれど、雨傘なら風に立てればいい。でも日傘は、日光に向かって差すものだから、風向きによっては使いづらい。これを克服できれば、ちょっとした発明になるかもしれない。
それにしても、あのメッシュ傘。遮光性はさておき、あれを選んだ理由が気になる。見た目のインパクト?軽さ?価格?もしかすると、自分で作ったのかもしれない。いずれにせよ、本人にとっては“最適解”だったのだろう。
何を選ぶか。どういう基準で選ぶか。 そこには、その人の性格や生き様が反映されるのかもしれない。仕事にしても、余計なプライドは邪魔になるだけだし、投資にしても、僕はジェットコースターのようにアップダウンするのが好きだ。
たとえ年下に指示される仕事でも、どんな内容であれ、お金はお金。そこにプライドを賭けてまで、自分の貴重な時間を必要以上に切り売りする必要はないと思っている。
投資だって、アップダウンを繰り返しながら、少しずつ右肩上がりなら、長期的には向いている商品だと考えている。ダウンがあるということは、それだけ安く手に入るチャンスでもある。
メッシュ傘のおじさんも、もしかしたら「メッシュを使い続ける」という生き様を貫いているのかもしれない。


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